「結局何もしなかったな。」
ガイがそう呟くのでルークは何が?と問う
ガイは卓上のカレンダーを手にとりルークの視点の高さまで上げて指を刺す
「誕生祭。」
そう言うとカレンダーを下ろした
「そういえば気が付いたら過ぎてたなあ。」
ルークは詰らなさそうに言う
「なんだよ冷めてるじゃないか。」
「屋敷で上手い食い物食って親から好きなもの貰う日って記憶しかねえっつの。」
ルークは寝台に寝転がり枕に頭を埋める
長い軟禁生活の中で楽しかった思い出なんて数える程度しかないんだと肌を刺す
「ルーク。」
優しげに名前を呼んだガイの声にルークはびくりと身体を震わせる
「ルーク。」
もう一度呼べばルークはやっと顔を上げた
「来年、俺の屋敷でパーティしよう。」
だからいじけるなよ